円安でAWS料金コスト負担が増加。IT業界にも円安の影響

2022年7月4日

2022年になってから、多くの製品やサービスの値上げラッシュのニュースを見ますが、その要因は燃料費・原材料費の高騰、物流コストや労務費の上昇、円安だったりします。

ITのソフトウェア業界は、原材料費や物流コストの影響は比較的小さいと思うので、コスト上昇には割と強い業界だと思うのですが、それでもITインフラを使うとなると半導体・電気を使っているので影響はありますし、海外のサービスを使うとなると円安の影響を直接受けます。

プログラマやインフラエンジニアでITインフラにAWSを使っている人は多いと思いますが、AWSは米ドルの料金設定をしているので、為替の影響をモロ直接受けます。

(*ちなみにAWSだけでなく、海外サービスで米ドルの料金設定なら同じく為替の影響を直接受けます。一方、コンシューマ系の海外サービス、例えば、Amazonプライム・Netflix・DAZNなどの料金設定は日本円ベースが多いので、為替の影響を直接受けるという事はないですね。その代わり、普通に値上げの可能性はあると思います。)

そして、2022年に入ってから急激な円安が進んでいて、AWSのサービスが始まって以来初めて米ドル/円は135円を超えてきて、AWSのコスト料金の増加負担を実感するITエンジニアも多いはずです(twitterなどのSNSを見ても、円安によるAWSの料金負担増加を嘆いたり、恐怖を感じている声も多いです)。

出所:外為どっとコム

AWSの請求書で月単位の料金を確認すると、米ドル表示と日本円表示の両方があるのですが、日本円表示のインフォメーションアイコンを押せば、ドル円の為替レートが確認できます。

下のスクリーンショット画像は、2022年2月と6月の為替レートですが、やはりかなり円安になっていますね。そのため、ドルベースでは料金は変わっていないのに、日本円だと料金が大幅に増えています。

それで、じゃー今後どうするかですが、為替に関しては将来円安・円高どちらに進むか解らないので、こればかりはどうしようもないですね。

ただやはりこの円安の状態が今後も継続する可能性も考えないといけないので、AWSなどのドル建ての海外インフラを使い続けるなら、運用の仕方を工夫して少しでもコスト削減を図った方が良いと思います。

あと、運営しているWebサービスやWebサイトが、AWSを活用する絶対的な必要性はなく、国産クラウドや日本国内の料金の安いレンタルサーバやVPSでも問題なく運用できそうであるならば、インフラ自体の乗り換えを検討するのもアリだと思います。国内インフラであれば円安の影響を直接受けるという事はないですから(サービス自体の値上げの可能性はあると思いますが…)。

また、AWSの料金は、為替の影響以外でも、定額部分だけでなく従量制の部分もあるので来月の料金がどうなるか気になるところですが、完全定額制のレンタルサーバならその心配は全くないですしね。

それにしても、最近は本当に海外の物を買うのが、どんどん高くなっていくのを感じますね。資源高のせいもあると思いますが、これが円安というやつなんですね。