新電力会社の撤退・譲渡・値上げが相次ぐ。破産手続き開始の企業も

2022年4月3日

2022年に入ってから新電力会社が厳しくなってきています。原因は、電力調達価格(電力卸市場価格)の高騰やインバランスの支払いです(*インバランスとは、電力調達が不足した場合に電力会社に支払う必要があるペナルティ料金の事。)

エルピオでんきとウエスト電力は電力小売事業のサービス撤退、エイチ・アイ・エス(HIS)は子会社HTBエナジー(HISでんき)の譲渡に向けた最終的な協議へ、楽天でんきは料金改定で値上げなどです。

エルピオ、電力小売り事業からの撤退についてのお知らせ

ウエストHD、電力小売りから撤退 売上高の4割占める

HIS、新電力の子会社HTBエナジーの全株式を譲渡へ

【重要】「楽天でんき」料金改定のお知らせ

また、ホープエナジーは3月25日に破産手続開始の申し立てをして、同日付で破産手続開始決定されたとの事です。負債総額は概算で300億なのでかなりの規模です。

ホープエナジーの破産経緯については、下のサイトが参考になります。

新電力子会社「破産」でホープが失ったもの ~ 会社分割から3カ月での「破産決議」~

電力自由化で格安電気を謳い文句にして勢いよく誕生してきた各新電力会社ですが、急に厳しくなってきましたね。

一昔前のMVNO(格安SIM、格安スマホ業界)を思い出します。MVNOも最初は業界自体が盛り上がっていましたが、参入した多くの企業が淘汰されたり買収されたりしました。

参考

「新電力会社」倒産動向調査、新電力の倒産、過去最多の14件が発生 過去1年で累計31社が事業撤退